YAMAGATA CREATIVE CITY CENTER Q1

【1周年記念イベント「グランマルシェ」レポート07_文学】日常のちょっとしたクリエイティブ


2023.12.19

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やまがたクリエイティブシティセンターQ1周年記念イベント「グランマルシェ」2日目に開催されたトークショー、「くどうれいんさんにきいてみよう!」を振り返ります。

参加者のみなさまから事前につのった質問をトークの軸とした形式で、くどうれいんさんにとっての作ること、暮らし方、これまでとこれからについて、素のれいんさんを語っていただこうというトークイベントを開催しました。

聞き手は、移動式本屋ペンギン文庫で活動し、Q1施設1階にもNew Culture Boutique ニウとして店舗を構えている山田絹代さん。
山田さんとくどうれいんさんは昔からの仲ということもあり、リラックスした雰囲気のなかで対話が繰り広げられていきました。

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「盛岡から来ました!」の言葉からスタートしたトークショー。
岩手県盛岡市在住のくどうれいんさんは、山形にもゆかりがあるとのことで、山形によく足を運ぶ機会があったそうです。山形に訪れた際には、そば屋さんや喫茶店などに足繁く通われているようで、山形県民にとって耳馴染みのある店名がお話の中にいくつも登場しました。

「作家は特別な仕事ではない」と気さくなお人柄は、観客のみなさまとの距離をすーっと縮め、相槌を打つ様子や笑い声が会場に広がっていきました。

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そんな雰囲気の中、素のれいんさんを紐解く質問にひとつひとつお答えいただきました。
ご自身のことを「飽き性でめんどくさがりなんです」と、はにかみながら話されていました。「日記は無理して毎日書かなきゃいけないものではなくて、日記をつけている自分を観察するもの」という言葉にはハッとさせられた方も多かったのではないでしょうか。

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ささやかな日常を魅力的に描くれいんさんは、生活をもっと楽しもうという前向きなパワーを持っているように感じました。
在宅ワークでもかっこいい仕事着を着る、中国茶かコーヒーを飲む、日記を起きてすぐに書く、大好物のネギトロを食べる・・・など自分を整えるヒントを教えていただきました。

いつもの日常も、違った角度から見たら新しい発見があるかもしれません。
そしてそこで感じたことを言葉にしてみると、ひとつの文章ができあがります。
クリエイティブは普段の生活の中にあり、ちょっとした意識の違いでそれは文学になる可能性があるのです。

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<トークイベント終了後、New Culture Boutique ニウにてサイン会を行いました>

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